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箱根がすき!コミュの宮ノ下温泉

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温泉の守護神「熊野神社」の下にあることから、宮の下です。
発見は応永五年(1398年)箱根七湯のひとつです。

当時から湯量が豊富な湯治場として、各時代の幕府の支配下で保護され、大名の奥方や豪商などに人気でした。
「奈良屋」(2001年廃業)に本陣がおかれ、各地の大名行列も一夜湯治を楽しみました。
明治6年夏に明治天皇が3週間にわたり奈良屋に行幸され、それを機に宮ノ下は「両陛下の御駐輦(ごちゅうれん)の地」として政財界人の高級温泉保養地として発展していくことになります。

明治になり「湯治」目的なら箱根と熱海への外出を認められるようになった居留地住まいの外国人たちがこぞって出掛けるようになり、さらにその人気が高まりました。


単純温泉
アルカリ性単純温泉
ナトリウム−塩化物泉
源泉総数:21
泉温:24〜96℃

写真は奈良屋(明治20年〜24年)左上の富士屋ホテル本館がまだない頃。

宮ノ下温泉旅館組合
http://www.hakone-spa.com/miyanoshita/

コメント(5)

2001年5月に箱根随一の老舗であった「奈良屋」旅館が、その500年の偉大な歴史に幕を降ろしました。
松平、安部、細川、大久保など、諸大名や家族が本陣として滞在した「大名湯宿」だったそうです。(湯本の正眼寺住職:談)
明治11年に山口仙之助が格下の「藤屋」を買収,外国人をターゲットにした「富士屋ホテル」をオープン。
宮ノ下の集客争奪戦が勃発、明治26年に「宿泊営業に関する契約」が奈良屋と結ばれ、富士屋は外国人専用、奈良屋は日本人専用という取り決めが交わされ、宣伝広告もそれぞれ日本語・英語でうたれました。
それでも、2万坪の和風庭園と行き届いたホスピタリティーは、国内外の著名人に愛されました。

これだけの文化と歴史を持ちながらも「終わりの時」はやってきます、ファンタジスタ。
哀惜の念に駆られます。
登録文化財だった、お庭や建物も、いまはすっかり更地にもどり開発待ちです。
(東京ベイコートなどを手掛ける、リゾートトラストが購入)
あまりにも有名すぎて、書くことがない「富士屋ホテル」です。

創業者の山口仙之助さん(1851〜1915)について…

1851(嘉永4)年 神奈川県橘樹郡(鶴見区以北)の漢方医師大浪昌隨の五男に生まれる
1861年 横浜の遊郭「神風楼」の経営者、山口粂蔵の養子となる
1871年 欧米特派大使の岩倉具視に従い、威臨丸で米国にわたる
      これより3年、皿洗い掃除などの仕事につき辛酸を舐める。
      「これからの日本は牧畜業の時代が来る!」と、3年間の賃金を投じて
      種牛7頭を購入し帰国。
      当時、あまりにも先走りすぎたために、うまくいかず。
      「このままではダメだ!学問がないと!」と、慶応義塾に入学するが、
      福沢諭吉に 「君は学問というより、経営向きだから、
      国際観光の重要性に眼を向けろ」と説得される。
1877年 「外国人向けの旅館経営」を志す。
       ?来日外国人の憧憬の的が富士山・箱根であること
       ?東京横浜から近距離である景勝地
       ?温泉が湧き出ている
     以上の理由から、宮ノ下に場所を絞り、老舗であった「藤屋」旅館を、
      種牛を売った資金で買収。
1878年 底倉区保有の温泉使用権を獲得、名称を「富士」に変え、創業。
      仙石原の牧場が軌道に乗るまでパン肉などは横浜から毎日運んでいた。
1883年 木造3階建ての洋風ホテルは宮ノ下の大火で消失。
1884年 養父粂蔵の融資をうけ、木造平屋の洋館(13室)「アイリー」を竣工。
1887年 当時は交通手段が塔の澤からの駕篭や徒歩しかなく、資金もないので
      人力車が通れる日本で初めての「有料道路」を敷設。 
1891年 本館竣工。自家火力発電、水力発電、防火対策にも力をいれる。
      木造でも関東大震災で、窓ガラス一枚割れなかった堅牢な建築です。
       
      日光の金谷旅館の跡取り息子兄弟が、富士屋を見学に来た際、
      次男を気に入ってしまい一番上の娘婿にもらう。この方がよいお婿さんで、
      お洒落でユニークなうえにやり手。
      娘は3人いたが、いずれも嫁には出さず婿をとっている。

      登山鉄道が通ってからも、自ら駅までお客を出迎えに行っていたという。

富士屋ホテルの見学会は毎日16:00に開催、宿泊者以外も参加できます。
山口正造(婿)さん設立の「万国髭倶楽部」の写真は必見!
(本館ラウンジ・オーキッドに面した廊下にあります)
きれいで素敵な温泉は、他にいくらでもあります。
5〜6人も入ればいっぱいです、シャワーなんかもありません。
谷下から引いてきた自噴泉が、蛇口からダイレクトに出ます。
温度管理等のヒトの手が一切かかわらない、湧いたそのままの湯です。
お湯の温度が熱すぎます。熱交換とか、こじゃれたモノもありません。
でも、箱根中探しても、他にこんなところはありません。

「太閤湯」
ナトリウム−塩化物泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
源泉温度:83.1℃ Ph8.4 (温泉村28.29混合泉)
神奈川県足柄郡箱根町宮ノ下223
0460-2-4756
9:00〜21:00 定休:毎月1日、11日、21日(祝日の場合は翌日休)
300円(休憩室利用+500円) P5台
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.3.46.7N35.14.30.3&ZM=11
「湯槽に映る三日月が満月になるまでこの湯で湯治をすればどんな難病でも快癒すると」宣伝していた「奈良屋」の名湯の三日月湯。
温泉村50号の登録ですが、「エキシブ宮ノ下」に名義が変わってるらしいです。
(書類を見たわけでないので、未確認情報ですが、、、)
自噴泉で、蛇骨湧水群よりも溶存成分の多いNa-塩化物泉です。
湧出量 9.5/min 湯温:57℃のこのお湯は、今どうなっちゃってるんでしょうか???

先日、覗きに行ったら、石畳が残るばかりでした。。。
富士屋ホテルグループの「リゾートパスポート」。
これを書くとフジヤホテルファンに、怒られちゃいそうですが,,,。
毎年2月中旬に、申し込み開始。先着5,000口です。

http://www.fujiyahotel.co.jp/chain/passport2006/information.html

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