中島啓江が音楽人生で経てきた様々なアプローチで、ビートルズを歌う。メローな旋律で聴く人を癒す “BECAUSE”、“GOOD NIGHT”。ソウルからゴスペルテイストで聴かせる “LET IT BE”、“OH! DARLIN’”。新たな彼女の世界に触れられる“DAY TRIPPER”、“ALL MY SONG”など聴き所満載の全12曲。
すごくマジメに取り組んでいるとは思うんだが、いかんせんバック・トラックが打込なばっかりに、非常にモンドな匂いがするカバーになってて、それはそれで嬉しかったり。
1曲目に荘厳な選曲「Because」から始まるワケで、かなり期待させるが、、、が、が、そんな打ち込みのバック・トラックで、聴いてて実にモンドな気分にもってかれる。In My Life、Oh!Darling,Let It Beあたりの「ヴォーカル聴かせます!」のような曲は、気合いが入ってるばっかりに、すごく妙な感じ。
「Mrs.Millerとタイマン張れるのは彼女だけだ。」とまで思いは巡ってしまう。
ただ逆に、気合いを入れてなさそうな、Day Tripperは、かなりラフな唄い方で、アレンジも50sなアメリカン・TVショーのようで○。All My Lovingも、ラフラフな感じが、リズムボックスなバックトラックにマッチして感じいい。
あ、素直に綺麗だなと思ったのは「Here,There and Everywhere」。
バックトラックなしのギター1本の曲(もしかしたら、控えめなストリングス?)でした。